年金などの社会システムにもからめて健康というものについて考えていきましょう。

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年金


ここからは現在日本における健康を取り巻く環境を見て生きましょう。まずは年金です。少子高齢化、社会保険庁の無能・無責任などで今の若い世代に、将来年金がどれだけ渡されるのか、むしろ本当にもらえるのかまったく見えていません。

では、年金とは本来どういったシステムなのでしょうか。年金のシステムは複雑かつ難解です。最も基本的なことを言ってしまえば、年金は老後の収入確保のためのものです。そして世代間扶養になっています。これは、今若い世代が収めている年金が今の老人世代に払われているということです。

年金が危険視されているのはここです。少子高齢化社会の到来で現在日本では5人に1人が高齢者となっており、年金は昭和中期に十数人で1人の高齢者を支えればよかったのに対し、今では5人で1人を支えなければいけません。

さらに平均寿命が延び、出生率が減少することによりこの負担はさらに増大します。このことの有効な改善策は少子高齢化社会に歯止めをかけるしかありませんが、それは無理でしょう。現状の年金給付額を維持するには北欧並の高税率国にならなければいけません(スウェーデンやデンマークの消費税は25%です)。逆に給付額を極端に減らすことによって年金システムという名目だけを維持するかもしれません。いずれにしても将来年金が生活を安定してくれるというのは、もはやありえない状態です。

年金は信用できません。では、長い老後をどうすれば良いのでしょうか。

一つは個人的に私企業の年金に加入することです。今では多くの保険会社が積立型や投資型の年金商品を販売しています。持ち家が有るなら家を担保にして毎月お金をもらうというのもあります。ただ、こういった保険商品は年金システム並みに複雑かつ難解にできていますし、将来の物価変動により給付額の価値が払い込んだ額の価値を下回ることは十分予想できます。

もう一つは若いうちから貯蓄をしていくことですが、何歳まで生きるのか分からない今、いくら貯めたらよいのかも判然としません。

上記二つのうちどちらを選ぶにしろ大切なのは実は健康です。なぜなら高齢者にとって一番の支出は医療費だからです。次に触れますが保険料はこれからも値上げされるでしょう。年を取るとある程度体が悪くなるのは、仕方のないものだとしても、若いうちから健康に気を使い老後の医療費を抑えることは可能です。

年金システムは機能不全に陥り、自分の老後は自分で安定させるしかないのです。


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