所得格差
近年格差社会が叫ばれています。所得格差を表すジニ係数は0.3948となっており、少しずつ格差が広がっています(ちなみにジニ係数は1に近いほど格差が酷く、0に近いほど平等です)。
ただアメリカのジニ係数は0.5と日本より遥かに高く、その他の諸外国と比べても日本は高いわけではありません。日本はもともと均一な社会であったため、少しの格差拡大で大きく騒ぐのでしょう。
ただし現在では平均所得が増加する反面、貧困層が増大するという格差が拡大しているのは確かなのです。
ではこうした格差の拡大は我々の健康環境にどういった影響を与えるのでしょう。格差の最先進国アメリカでは所得格差は、医療を受けられなかったり、保険に加入できなかったりする貧困層がいる半面、カロリーの過剰摂取で生活習慣病に罹る富裕層がいるという両極端な影響を与えています。
小泉内閣が目指した民営化、構造改革や安倍内閣がスローガンとしている改革の継承でアメリカ的な社会が到来したら、日本にも健康環境上好ましくない影響が出るのは必然です。
また、心理学上貧困であるということは(比べる対象があるとき特に)、非常なストレスとなるのです。そしてストレスが健康上好ましくないことは上述の通りです。
貧困がストレスを生み、ストレスが病気を生む。しかし、貧困により医療費捻出できず病気が悪化、病気により働けずさらに貧困になる。こういった負の連鎖反応さえ起こるようになるのです。
